探検、発見、ぼくのHCR ⑥

さて、第6回目の国際福祉機器展です。
流石に長くなったと反省したので、今回が最終回です(笑)
今回は動画の回です。動画説明のある商品を集めました!

安全な飲み込みを手軽に現場に「ごっくんチェッカー」

嚥下評価といえばVF(嚥下造影)検査とかVE(嚥下内視鏡)検査があるけれど、ちょっと大変。

なぜなら
本人の理解と協力が必要だから。


認知症の人が造影剤を飲んでくれるのか?
鼻からファイバーを入れさせてくれるのか?

それを考えると、このごっくんチェッカーはとても使いやすいものだと思います。

ごっくんチェッカーは集音器の会社が作ったもので、医療機器でありません。
参考として使う、ということは頭に入れておかなければいけませんが、それでもこんな簡単なものはない。

①指に集音器をつけます
②喉に集音器を当てます
③食べ物を食べます

以上!(笑)

指につけているのが集音器。小さい

飲み込んだときの喉の音を集音器が拾い、スピーカーに増幅した音を出してくれます。
PCに繋げば、飲み込み音の波形をとることができるので水飲みテストを視覚化することもできます(PC追加料金10万くらい)

かなり大きな音で聞こえるので、録音・録画しておけば複数人で飲み込みの評価ができて安心。施設なら食事の様子を録画しておいて、巡回してきた医師に診てもらうという方法もありかもしれない。

私は嚥下についてはあまり詳しくないのですが、「ごっくんの後のハァという息の流れも聞こえるので、ごっくんだけでなくそちらも注目してください。喉に食べ物が残っていると綺麗な息の吐く音にはならないんですよ」と教えてもらいました。

へーーーーーー!

1台10万と、比較的値段も高くないので複数施設を持っている法人なら1台くらい導入して必要時に使う感じにするのも良いと思う。

日本人は食べることにかなり執着があるようで、もしばなゲームでも「食べ物のカードはないんですか?」と聞かれるくらい。
食べ続けるために、VE・VFの検査があると思いますが、その一つ手前の評価として簡易なごっくんチェッカーはいいなぁと感じました。

右のPCに飲み込みの波形が出ている。
喉が発達してるので振り切れているw

ちなみにこれって、肺の音とかは聞こえないのかな?
聴診が苦手な私は、ラ音の聞き分けが出来なくてねぇ…

圧センサーで褥瘡を防ぐ「SRソフトビジョン」

住友理工さんは、今年、新しいものはありませんでした…ありませんでした…

と、イエモンのJAMのパクリは置いといて

昨年、ベッドに使える大きな体圧分散センサーをご紹介いただきました。
今年は、同商品の座面用の体圧分散センサーを紹介していただきます。

座る姿勢が快適なのは、ベッドから起きてもらうにはとっても大事。
離床が大事といくら言っても、座っている姿勢が苦しく辛いものでは嫌ですよね。

とはいえシーティング(座っている姿勢や使っているものが合っているのかを評価すること)は本当に合っているのかもわかりにくい。
なので、お尻に適切に体重がのっているのか、偏りはないかを目で見ることができるのがこちらになります。

実は、同行者が面白い取り組みをしていまして。
SRソフトビジョンを使って各種車椅子クッションの除圧の程度を比較するという試みですね。
体圧分散に1番優れたのは…さて、なんだったんでしょう。
研究ではなくちょっとした試みですので、商品名を出すのは控えますがクッション選定は正直難しいです。
そういう時に可視化できる道具があるとありがたいなぁという痒いところに手が届くアイテムでした。

あと、住友理工の前田さんはお話が上手なメガネ男子です。
HCRで見かけたら「商品について教えてください」といえば喜んで教えてくれますよ!
(たぶん)

体を起こして歩こう「トランクソリューションCORE」

フランスベッドは、今年は福祉用具の新製品は出ておらず(フランスベッド、お前もか)。

実は、長年のプロジェクト起き上がり補助のベッドが展示されていたのですが、撮影禁止のため今回は取り上げられず。
せめてイラストで伝えてみよう…

おわかりいただけただろうか…

フランスベッドはいつも表のところに主力商品のベッド(フランスベッドだもんね)があるんですが、奥側にはリハ機器もあります。
有名なところでは電気刺激で麻痺した手足を動かすNESSですね。
今回は新しい商品があるよ!ということで見せていただきました。

歩行支援3兄弟
アクシブ・アルク・トランクソリューションCORE

見ての通り、体を起こして歩くことを補助する機器です。
体が前屈みだと、足の振り出しが小さくなってつまづきやすくなります。
それを物理の力で起こすことで改善してくれます。

NESSのような電気刺激が云々とかではないのですが、人の体の動きってそんなに繊細な機械じゃないと改善できないの?という疑問があったので原始的(褒めている)な物理の力を生かしてトレーニング効率を上げるという考えには共感します。

モーターやセンサーを使うと、製品は高くなります。
高くなれば導入はむずかしく、どんなに良いものだろうと利用者さんに届くことはありません。

オタク的に表現するとなれば、こんなところでしょうか。

高嶺の花より、身近な幼なじみよっ!!

この機器の良いところは、10分ほど装着して歩けば外した後も効果が持続するということ。つまり、1人がずっと独占しなくても利用できるわけですね。
高価な機器が、1日に数名しか使えないのではなんとも勿体無い。

体幹装具がこんなに安価に、利用しやすく市販品としてでているのを見ると「ああ、時代は変わっているんだなぁ」と感じますね。
あ、私の歳については特に言及いただかなくて大丈夫です。

使ってみた感想は、体をぐっと起こされる感覚が気持ちいいです。
私は前屈み気味な上、背中の緊張が高く、気がついたら肩まで力が入っているというタイプなので「ここがいいポジションだよー」と教えてもらえるのはありがたい。
声で指導されたってわかんないもんねw

トランクソリューションCOREのことを調べたら、フランスベッド製品ではありませんでしたw
フランスベッドは取り扱い店、ということになるのかな?

トランクソリューションさんは東京大学産学共創推進本部支援企業だそうです〜。

まとめ

今回は動画回でありましたが、図らずもテクノロジー回でもありました。

特に最近は全く異なる産業が、介護に関わる製品を作るのが増えてきました。
ごっくんチェッカーの集音器なんてまさにそうですよね。
会社のサイトをみると1番最初の製品は異音検査集音器ですから。モーターやベアリングの異音が収音できるなら、喉の音もいけるんじゃない?なんてのはまさに発想の幅を広げたわけです。

新しいこと、最先端でなくても、テクノロジーが介護を変える・支えることができるんですよね。
最先端すぎることが、普及の障害になってしまうかもしれない。
もっと単純な方が役に立つかもしれない。

そんなことを感じたテクノロジー回でございました。

枯れた技術の水平思考ってことですね(ドヤァ!)

新しく覚えた言葉をドヤ顔で使えて満足のりょーこねーさんでした!

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