【読書感想】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

好きな人が勧める本は無条件で読みます。しかも、「あなたにおすすめ」と言われたら読むに決まってる。ご指名には全力で応える人間なの、私。

勧めてくれたライターのさとゆみさんは、女の運命は髪で変わるって本を書いている人。あ〜、髪大事だなぁって思えた本。実践は3ヶ月で終わってしまったけれど、自分はどう見られたいの?を考えてオーダーするようになれたのは大きな一歩です。ありがとうさとゆみさん。

で、今回のおすすめされた本はこちら。

noteでは有名な方だそうで、全然知りませんでした。noteはあまり見ていないんです。ねとらぼばかり見ていてすんません。

で、結論から言うと、本当にいい本だった。

中学生で父親が亡くなり
高校生で母親が倒れ、車椅子ユーザーに
力を合わせる兄弟は、知的障害のある弟のみ

これだけみると「なんて大変な家庭なんだ」と思う一方で「きっとお涙頂戴なんだろうな」とひねくれ者の私は考えちゃう。でも、違った。いや、違わないんだけど違った。

笑って涙が出るのです。くすくす、ふふふ、あはは。

確かに辛いことが多い家庭だと思う。条件でいえば不幸の部類に入るかもしれない。でも、不幸って条件じゃない、幸せだって条件で決まるもんじゃないんだとやんわりと、でもはっきりと教えてくれる本でした。

私は普段、条件でいえば幸せとはいえない人たちを相手に仕事をしています。

予期せぬ病気で体が動かなくなった人
今までの人生とは違った人生を余儀なくされた人
歳をとって体が言うことを効かなくなった人

でも、そういう人たちが不幸かといえばそうではなくて。確かに楽な道ではないかもしれないけれど、不幸とは違うんだ。それをしっかりと思い出させてもらいました。ありがとうございます。

あれよね、ついつい理想的な何の問題もない生活を追い求めちゃうよね。そこに自分を置いておきたいし、そこから外れた人を不幸と思いがちよね。でも、そんな思い込みは私を幸せにしてくれない。安全地帯にいるドッチボールみたい。誰かがボールに当たるのを見て、ああ自分じゃなくて良かったっていうの。気持ちはわかるが、それじゃダメだ。

本の中でグッときた点はいくつかあったんだけれど、特に心に残ったのが

・悲観は気分、楽観は意思
・助けは求めてこそ与えられる
・経験は何にも勝るリハビリテーション

ってことでした。ここまでもう十分に長いので軽く、触れていきますね。

悲観は気分、楽観は意思

私はご機嫌でいるってことを大切にしているんだけれど、それは自分が「ご機嫌でいる」って決めないとなかなか難しい。ちょっとした嫌なことに気持ちが揺さぶられて、つい不機嫌になってしまう。

悲観は気分、楽観は意思とはよく言ったもの。意思を持って気楽に生きる。難しいかもしれないけれど、すごく大事なこと。気分に流されずに、意図的なお気楽でやっていきたい。

助けは求めてこそ与えられる

お母さんと海外に出かけた時、手助けの違いの文化を知るお話も良かった。

ミャンマーで連れ去れる勢いで助けの手が伸びてきたり、ニューヨークで助けを求めない限りはスルーだったりするのは、その国の文化。どっちもいい面があると思う。じゃあ日本は?というと「手助けはするけど、求められてからがいい」という告白待ちの女子みたいな感じ。

その人が望む助けは人によって違って、「1人にしておいて」なのか「積極的に助けて」なのか外から見ただけじゃわからない。だから、相手がどう思っているのかを確認してから行動をしたいんだよね。好きって思ってるけど、相手の気持ちを確認したい女子、きっとそれが私たち。

面倒だよね、私も面倒だと思う。けど、きっとそういう奥ゆかしさは優しさにもなるんじゃないかな。日本には日本なりのいいところがあるのだ。

経験は何にも勝るリハビリテーション

死にたいって言われることは、少なくない。というか多い。日常茶飯事レベルで聞くけれど、だからといって慣れるわけでも軽くなるわけでもなく、じわじわ私の心を重くしてくる。

だから、お母さんが「もう死にたい」から変わっていく姿は、何より私が救われました。

もうできないという絶望から、こんなことできるの?っていう驚き、やれるかもと希望に変わっていけたのは、実際にやったからが大きいと思う。

飛行機に乗って沖縄に旅行して、講演会で話をして、会社で働いて。

大きなことじゃなくてもいいから、もう1回やってみたいに挑戦する。それを手助けするのがリハビリテーションなんですよね。立ったり歩いたりの練習のその先に、生きていて良かったはあるんだ、そのために私は仕事しているんだなぁ。

死にたい気持ちは、どこかで必ず救われる時がくる。と、信じられる。お母さん、ありがとう。

書いたのは娘さんだけど、お母さんにありがとうを心から。

そして、さとゆみさん、いい本を教えてくれてありがとうございました。

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